一時期、Bessie Smithの78sを、せっせと集めていた。
彼女の78sは、当時、良く売れたようで、プレス枚数が多い。従って、彼女の78sを集めるには、苦労を要しなかった。
オークション・リストにあれば、彼女の78sが載っていれば、既に持っているタイトルであっても、コンデションがよければ入手し、常にアップ・グレードをはかっていた。
その結果、質・量ともに、かなり充実したものとなっていた。
しかし、ある時、それらの78sを手放す時がやってきた。
コレクターが大好きなレコードを手放す理由は限られている。
他に欲しいレコードが出現し、その資金作りのため。
喉から手がでるほど欲しいレコード数枚について、買わないか?とのコレクター友からの申し出に対応するためであった。
随分と聴きたおしたし、潮時かな、と思った。
そして、それらの78sは国内の某コレクター他に棚に収まることとなった。
一旦手放してしまうと、彼女の78sがオークションに出ていても、もう、見向きもしない、という風であった。
それから数年経った後から、性懲りもなく、彼女の78sを再び集め始めた。
彼女の78sを見つけ、それのコンデションが良ければ、入手するようにしている。
しかし、残念ながら以前のプライスでは入手できなくなっている。
コンデションに拘らなければ、現在においても、労多くはなさそうであるが、やはり、コンデションには拘りたい。
彼女の録音はColumbia, Okehである。
ちなみに、Circleもあるが、フィルム(St. Louis Blues)からの起こしなので要らない。
当時のColumbia, Okehの78の音はホントに凄くて、彼女が目の前で唄っているようであり、彼女のダイナッミックな声量が感じ取れる。そして、コンデションが良ければ、更に素晴らしい再生をみせる。

さて、今日は、私の好きな1曲、"Muddy Water( A MIssissippi Moan)."
1927年3月2日 New York録音。
久しぶりに聴いたが、彼女の、うるさくなく、深く大きな声が聴ける。
まさに、彼女の"MOAN"が聴こえる。
彼女の録音は、Henderson Bandのピック・アップメンバーが伴奏をつけているものが多いのだが、これもその1つで、Joe Smith, Jimmy Harrison, Buster Bailey, Coleman Hawkins, Fletcher Henderson, Charlie Dixonという布陣である。
彼らの演奏も、文句なく素晴らしい。
私としては、イントロの部分のJImmy Harriosnの"ブオ〜"とおう一音でノック・アウトされる。
なお、同日の録音は他に2曲あり、その2曲は、"Alexander Ragtime Band", "There'll Be A Hot Time In The Old Tonwn To-Night"であるが、これらは彼女のベストであると思う。
この日は、兎にも角にも、彼女もHendersonバンドメンバーも、どうしたことか、いつもにも増して絶好調である。
この2曲については、またいつかにアップ予定。
"Muddy Water( A MIssissippi Moan)"を聴いたことのない方は、
こちらから聴いてみてください。聞飽きている方もどうぞ。
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